こんにちは、VTVジャパン マーケティング部の中野です。
本日のテーマはカメラのスペックで見かける「光学ズーム」と「デジタルズーム」です。
言葉自体はよく聞くけど、実際どんな違いがあるの?と思われる方も多いのではないでしょうか。
テレビ会議やWeb会議用カメラの選定時にも役立つ、この2つの違いをご紹介します!
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①仕組み
光学ズームは実際にレンズを動かすことによって、光学的に焦点距離を変化させズームしています。
デジタルカメラなどを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。ズームをするとき、カメラのレンズ部分が前後に伸縮しますよね。
一方でデジタルズームは、レンズ自体は動きません。映った画像の一部を切り取り、コンピュータ処理で拡大して表示しています。
スマートフォンのズームは、多くがこのデジタルズームで行われています。
②画質
光学ズームは実際にレンズを動かして撮影するため、ズームした後も画質は綺麗なままです。
VTVジャパンの取扱製品でいうと、テレビ会議専用機のカメラの大半は、こちらの光学ズームを搭載しています。そのため、会議室にあるホワイトボードをズームしても相手には文字が綺麗に見えますし、カメラから離れた席に座っている人をズームしても表情が伝わりやすいというメリットがあります。
デジタルズームは画像の一部分を切り取って引き伸ばしているイメージなので、大きく引き伸ばせばそれだけ画質が粗くなってしまいます。しかし最近は、引き伸ばした後の画像の輪郭を整える補正機能も進化しているため、一概にデジタルズームは画質が粗い、というわけでもありません。
以上のように光学ズームとデジタルズームでは仕組みが異なるため、ズームした後の画質に違いが出てきます。
ところで、製品スペックを見ていると、たまに「光学〇倍、デジタル〇倍」とどちらも記載されているものがあります。
これは、初めに光学ズームでズームしきったあとに、さらにデジタルズームで拡大補完できる、ということです。
例えばこちらのAvaya Huddle Camera HC050という製品。
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USBカメラではめずらしく光学12倍、デジタル16倍ズームに対応しています。こちらの製品は、最大12×16で192倍のズームが可能ということになります。
テレビ会議専用機と同等の高画質でWeb会議をすることができる優れものです。
最近では会議室から複数の人数でWeb会議に参加する、という会議形態も多くなってきています。
そういったときに便利なズーム機能付きのカメラ。
ぜひ会議規模や用途に合うものを探してみてくださいね。
たくさん種類があって何が自社に合うのかわからない……という方はぜひお気軽にご相談ください!
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マーケティング部 中野